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先進医療特約

佐賀県鳥栖市にある九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)の治療実績が発表されていました。

サガハイマットでは平成25年8月27日から治療が開始され、累計6,724人もの患者さんに重粒子線治療が行われたとのことです。

治療部位別では、前立腺がんが71%と最も多く4,778人となっております。
次いで、肝臓肺・縦隔、すい臓、頭頸部、骨軟部の順となっております。

地域別では、福岡県の患者が最も多く3,483人で全体の半分が福岡県の患者となっております。
次いで、佐賀県・熊本県・長崎県・大分県・山口県・宮崎県・鹿児島県の順となっております。

 

 

 

 

 

 

治療実績の推移も発表されており、年々右肩上がりに増加していることがわかります。
2018年4月から重粒子線治療では前立腺がんと、頭頸部がん(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんは×)への治療が公的医療保険適用となりました。
2018年に実績が大きく伸びており、公的医療保険対象となった年と重なります。

この治療実績から、金銭的な理由で重粒子線治療を受けることができるようになった方はどれほどいらっしゃったのだろうかと疑問に思いました。
もしも公的保険適用となり治療の幅が増えた方が一人でも多くいらっしゃれば本当に良かったと思います。

逆に、上記の部位以外のガンでは金銭的理由で治療の幅が狭まっているという方も、もしかしたらいらっしゃるのでは?とも思いました。

昨今の医療保険やがん保険に必ずといってよいほど付帯される「先進医療特約」ですが、対象となる先進医療の医療技術が随時変わる点は都度確認が必要です。
例えば以前まで先進医療の多くを占めていた白内障の治療で行われる多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術が2020年から対象から外れております。

起こりうる可能性は低いけれども、起きた場合の経済的損失が大きいリスクは
まさに、保険で対応すべきリスクです。

この治療実績の発表を見て、我々が取り扱う保険の重要性とお客様一人ひとり適したリスクコントロールの必要性を再確認しました。

筆者 山口

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