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おすすめの本

今回は私が冬のお休みの間に読んだ極夜行(角幡唯介著)という本をご紹介させて頂きます。

ノンフィクション本大賞を受賞した作品で時間を作って読もうと構えていた本でした。

『極夜行』は、冒険家であり作家の角幡唯介さんが、太陽が昇らない冬の北極圏を約80日間、ソリを引きながら1頭の犬と歩いた探検記です。

この本と出合ったとき、地球の自転軸が少し傾いていることにより地球上の極地には太陽が沈まない期間である「白夜」が存在し、その逆の期間が「極夜」であること、人間が生きていく上で太陽光を浴びないとビタミンの一種を作ることができないこと、精神的にも悪影響があること、程度の知識を幸いにも持ち合わせていたこともあり、帯に印刷された「ひとり極夜を旅して、四ヵ月ぶりに太陽を見た」という文字に一気に惹き込まれました。太陽を見た瞬間に何を感じたのだろうと思いながら手に取ったのを覚えています。

 

様々なアクシデントに見舞われながらの死と隣り合わせのシーンの連続に、死を感じるには程遠く適温に設定された部屋の中に座り込み体感温度を下げながら読み進めました。

探検の途中では苦労して運んだ食料が白熊に食い荒らされ計画が一変する瞬間、食料が無く極夜を共にしてきた愛犬を食べる事になる可能性を感じつつも、その犬の忠誠心を感じながら一緒に探検を進めていく極限の心境がリアルに描かれていました。

体力的にも精神的にも極限状態の中、なぜ人間は暗闇を恐れるのか、人間にとって犬とは何なのか、太陽とは何なのか、といった問いに対する気づきについて書かれた本でした。

 

世界中の様々な景色を4Kで簡単に見ることができる世の中ですが、冷たく暗い世界の風景を文字を通して覗いてみるのは如何でしょうか?

筆者 山口

 

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さすがMLB!さすが大谷翔平さん!

あけましておめでとうございます。

今年は年初から石川能登半島を震源とするマグニチュード⒎6の地震が発生して各地に甚大な被害が出ました。
地震から1週間経過しても尚、度重なる余震と悪天候に阻まれ安否不明者が300名以上、
被災地への支援物資不足など復興への厳しさを感じるニュースばかりで心が痛みます。

そんな中、先日ドジャースへの移籍を表明したばかりの大谷翔平さんが被災地支援のため、
球団と共同で100万ドル以上(約1億4500万円)を寄付しました。

何というスケール!
そして何というスピード!!

大谷翔平さん個人の寄付も勿論素晴らしいのですが
昔から日本と親交の深いドジャースと共同で発表したところも素敵です。
インスタグラムに投稿という形で一気に情報が拡散されて
「自分も何か行動しなくちゃ」という声が多くあがっています。

きっと、被災地支援の大きな力に繋がると感じました。

また、昨年11月には日本全国の小学校などに、1校につき3個ずつのジュニア用グラブを約6万個も寄贈したという話も、
年末に早くも寄贈された小学校から喜びの声があがっていますね。

大リーグ機構は、野球での活躍に加えて社会貢献に尽力した選手に「ロベルト・クレメンテ賞」が贈られるそうです。
メジャーで「もう一つのMVP」とたたえられているこの賞も、受賞する日が近いかもしれませんね。

筆者:平山

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