皆さんこんにちは。

梅もきれいに咲いて春は感じるのですがまだまだ毎日寒いですね。

今日は我が家の変わった習慣をご紹介します。

結婚してすぐの頃福岡市博物館のショップで火打石を見つけました。もちろんお土産物ですから火は出ませんが、冗談で毎朝これを打って送り出してあげるよと買って帰りました。

それから本当に毎日行ってらっしやいと言いながら二度鳴らすのが習慣になりました。

子供にも、一人で玄関から家を出るようになってからは鳴らしていました。今はもう二人とも大人なのですが今でも家を出るときは玄関で鳴らしてもらうのを待っています。

夫が在宅ワークが増えた今は私のために鳴らしてくれています。

困ったことにそれが当たり前になると、忙しかったり、怒って行ってらっしやいをしなかったときなど、なんとも心配になってしまうのです。無事に帰ってくるおまじないのようになってしまっているのですね。たまに不機嫌に出て行ってしまったときなどはしまったドアに向かって鳴らしています（笑）

昨年９９歳でお亡くなりになられた小説家の瀬戸内寂聴さんがずいぶん昔にテレビで仰っておられたのが心に残っています。

「夫や子供が朝家を出て夕方返ってくることは奇跡なんです。どんなに忙しくても腹が立っていても毎朝永遠の別れだと思って、映画みたいにかけよって抱き合ってキスをして愛してるよと言って送り出してください。」（仰った通りではありません。そんなようなことを仰ったという記憶です。）

本当にそうだなあと感心したことがあります。

毎朝抱き合って…は難しいですが、せっかく習慣になっている火打石。行ってらっしゃいに願いを込めてこれからも続けていこうと思っています。

筆者：松尾

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