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ノーベル賞と運用

運用や投資をテーマにブログを書いておりますが本日はノーベル賞と運用のお話です。

毎年12月10日にノーベル賞の授賞式が行われており日本でも毎年のように日本人の受賞などニュースで話題になります。
今年ももうすぐ受賞の候補の話題で持ちきりになります。特に文学賞は毎年、村上春樹さんで話題となっていますね。

このノーベル賞とはダイナマイトの発明などで巨万の富を得たアルフレッド・ノーベルが設立した基金で運営されています。

彼の発明や事業での遺産を基にした基金より人類の発展に貢献した人々には名誉だけではなく実は賞金も授与されます。

しかし、毎年毎年賞金を出していたらあっという間に基金は底をつきますよね?

ノーベル賞は1901年から毎年授与式が行われています。
もう100年以上続いているんですね 🙂

今も賞金はきちんと受賞者に渡されています。
金額は900万クローナ(日本円で約1億2000万前後)
ちなみに基金が設立された当初の彼の遺産は3100万クローナといわれています。
あれ?額面に違和感を感じますよね?

この賞金、実は基金を基に運用がなされ殖やすこと(運用益)で毎年賞金を出すことが出来ているのです。
現在の基金の残高も3100万クローナどころではありません。
※過去に運用の低調(財政悪化)で賞金が下がったこともあります。上記金額は2017年から。

以前のPAYPAYボーナスの運用、前回の国の年金、今回のノーベル賞の賞金と実は身近なところで運用って沢山あるんです。
知らないと怖い、けどしっかりと学べば怖くない。
是非、運用をもっと身近なものにしていただければと思います。

余談

ノーベル賞は物理学賞、科学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞とありますが厳密には経済学賞はノーベル賞ではないってご存じですか?
いわゆる経済学賞だけはノーベル財団が設立した賞ではなくスウェーデン国立銀行が財団に働きかけあとから設定された賞です。
もちろん賞金も銀行の基金からになります。
いまだ日本人で経済学賞を取った人はいませんが賞金の出所が違うため所得税法上、唯一課税されるとかしないとか。

 

筆者:星野
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