極上の10秒を味わって下さい。
10秒です。
カップラーメンもできません。
エレベーターもまだ来ません。
信号も変わりません。
でも―
人生は変わります。
今日はそんな「たった10秒」に人生をぶち込んだ作品の話をします。
スポーツ作品は数あれど、
野球、サッカー、バスケ、ボクシング、卓球…
でもね?
100m走だけを真正面から描く作品って、ほぼ狂気です。
だって競技時間10秒ですよ?
ドラマにできる余白、あります?
あります。
とんでもない密度で。
ご紹介するのは
2024~2025年に放送され話題になった
チ。-地球の運動について-の作者、
魚豊さんによる作品。
『ひゃくえむ』
あらすじ
生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生に小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。
打ち込むものを見つけ、貪欲に記録をおうようになる小宮。
次第に2人は100m走を通じて、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの一人になった小宮が現れるー
本作はアニメーションですが、ロトスコープという技法で制作されています。
ロトスコープとはなんぞ?となりますよね。
簡単に説明すると実写映像を基にトレースしアニメ化しているのです。なので、作品を見ていると感じると思いますが、カメラワークやキャラクターの動きが普通のアニメと異なります。
ロトスコープ技法のアニメは過去に痛い目にあったことがあり、最初に聞いたときは不安でした…
でも本作は違う。
カメラワーク、足の接地、腕振り、呼吸、
全部が「生々しい」。
スタートの瞬間、
観ているこっちのハムストリングまで緊張します。
ここ数年観た作品の中で、ダントツです。
原作の熱量は化け物ですが、
それでも映像版は真正面から殴ってくる。
上映時間もコンパクト。
でも密度が異常。
10秒のために、
何年も、何十年も、人生を積む。
冷静に考えると狂ってます。
そして語らずにはいられない男。
海棠。
この負け続けた男、万年2位と呼ばれた男のセリフが重い。
「現実は逃避できるからだ
俺の勝利が非現実的なら 俺は全力で現実から逃避する
現実逃避は俺自身への期待だ
俺が俺を諦めていないという姿勢だ」
普通、「現実逃避」ってダメな言葉じゃないですか。
でもこの作品では違う。
現実逃避=自分への期待
こんなポジティブな開き直り、あります?
大きすぎる目標を口にすると、
「無理無理」
「やめときなよ」
「現実見なよ」
って言われるじゃないですか。
でも。
それでも「絶対できる」と思ってしまう。
根拠はない。
でも、なぜか確信だけある。
あの感覚を知っている人には、刺さります。
ぶっ刺さります。
「じゃあ 今から現実から逃げようか」
ここからのラスト15分。
多分観終わった人の感想はほぼ同じです。
「やばい」
語彙が消えます。
10秒って、こんなに重いのかよ。
久しぶりにFilmmarksで
☆5を叩き込みました。
ためらいなし。
とりあえず予告だけ観てください。
観たらわかります。
もし観て「つまらなかった」と思ったら
私に連絡ください。
良さがわかるまで
全力でプレゼンします。
10秒の価値を、
一緒に証明しましょう。
筆者 合戸
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