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「グッド・ウィル・ハンティング」——数学で心を解けるのか?

国語は苦手だった。

「感じたことを自由に書いて」と言われながら、しっかり採点される。

いや、それ自由ちゃうやん。

思ったことに×をつけられるのがどうにも嫌で、

「この世はやっぱり数学のほうが正義だ」と思っていた。

そんな自分が今回紹介するのは、感情と論理の真っ向勝負みたいな映画。

つまり、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』だ。




【あらすじ】
過去のトラウマを抱え、心を閉ざしたまま非行に走る天才青年ウィル。
彼の頭脳は天才そのもの。数学の難問なんて朝の歯磨きレベル。
なのに彼は、その才能を“論破”と“皮肉”に全振りして生きている。
そんなウィルが、ある心理学者と出会うことで少しずつ心を開いていく——。
…って書くと真面目なヒューマンドラマっぽいけど、
実際は「天才のめんどくさい拗らせ方を見事に描いた」青春映画でもある。


この作品は10代で観たときと今では全然違って見える。

当時は「ウィル、尖っててカッコいい!」だったのが、

今見ると「いや、それ全部防衛反応…」と親目線になってる自分がいる。

人生経験を重ねるほど、

映画の中の“正しさ”や“痛み”の感じ方が変わる。

それこそ国語の答案じゃ測れない“感情の進化”かもしれない。


映画の中で私の好きなシーンは今も昔も変わらずで

やっぱりバーでのあの場面。

知的マウントを取ってきたインテリ男を、

ウィルが知識と皮肉で華麗にノックアウトする。

まるでラップバトル。

セリフのテンポが良すぎて「これ1.5倍速で流してる?」って思うほど。

あの瞬間、言葉が音楽になるんですよね。

私の好きなアーティストのamazarashiの歌詞のようでした。


普段は断然字幕派の私でも、この作品は吹き替えもオススメ。

セリフの一つ一つが胸に残る。

ときに優しく、ときに皮肉っぽく、

まるで自分の人生に語りかけてくるような言葉たち。


…というわけで、いろいろ語りましたが、
若きベン・アフレック、かっこよすぎ問題。
「俺が一番心躍る瞬間を教えようか?」
——この一言からのラストシーンは最高でした。

論理でも数字でも解けない“心”を描いた、最高の一作。
今のあなたがどんな人生を歩んできたかで、
この映画はまったく違う顔を見せてくれます。

筆者 合戸

 

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