免許証ではダメな時代に?進むマイナンバーカードへの移行
こんにちは。山口です。
今回は、ちょっと真面目な社会の話題をひとつご紹介したいと思います。
金融庁はこのたび、銀行や証券会社などに対して、預金口座などを開設する際の「運転免許証による本人確認」を早期に廃止するよう求める方針を発表しました。
https://news.jp/i/1318119053625377069#
これまでは本人確認書類の定番といえば“運転免許証”でしたが、今後はマイナンバーカードへの移行が加速しそうです。
背景には、「なりすまし被害」の急増があります。
悪意ある第三者が他人の免許証をコピーし、不正に口座を開設して詐欺や資金洗浄に使う事件が後を絶ちません。
免許証は顔写真があるとはいえ、あくまで“目視確認”が前提。
オンライン完結の手続きではどうしてもセキュリティ上のリスクが残ります。
そこで注目されているのが、マイナンバーカードです。
ICチップに情報が組み込まれており、デジタル証明としての安全性が高く、本人の所持・認証が前提となるため“なりすまし”のハードルが上がります。
金融庁としては、2027年4月に予定されている制度改正を待たず、早期移行を促す形です。
実はこの流れ、私たち保険業界にも関係してくるかもしれません。
保険契約時の本人確認の場面でも、免許証は本人確認の定番です。
現在はタブレット等での保険契約手続きを行い、本人確認として免許証を目視確認させていただく流れが主流です。
しかし今後はカードリーダーのような機械を通して本人確認するといった流れが出てくるかもしれません。
便利なのか、不便なのか。。。
「なんとなく抵抗がある」「使い方がよくわからない」と感じる方も多いと思います。
でも、今回の金融庁の方針をきっかけに、“マイナンバーカードを持っていないと手続きできない時代”が近づいているという現実を、私たちは受け止めなければならないかもしれません。
実際、保険や資産管理など、“あなたの大切なお金”を守る手続きにおいて、本人確認はますます厳格になっていく傾向にあります。
「便利さ」と「安全性」を両立する時代の流れの中で、私たちも少しずつ、新しい仕組みに向き合っていく準備が必要なのかもしれませんね。
筆者 山口
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