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『金』

こんにちは。
梅雨も明け、暑い日が続いております。
今年はコロナの影響でいつもとは違う夏になっております。

甲子園も開催されずちょっと寂しい夏です。
甲子園のリアルなドラマに毎年感動しておりますが、
今年は違った形で泣けてきます。

小さいころから甲子園を目指し、毎日練習に励み、
少しでも甲子園に近づくために頑張って強豪校へと進学し、
やっとの思いでレギュラーを勝ち取り、目の前に迫っていた夢の甲子園が、、、
この夏のために何年頑張って来たことか、と。
ご家族も土日関係なく応援されていたと思います。

まだまだ10代の高校生。気持ちの整理がつかないと思います。
考えただけで泣けてきます。

一方私は、最近いろいろと資格試験の勉強を頑張っております!
中にはコロナの影響で中止される試験もあるようです。
勝手ではありますが、今年の夏は高校球児の分まで勉強を頑張ろうと
意気込んでいる今日この頃です。

さて、今日のタイトル「金」について書いてみようと思います。

最近よく見かけませんか?「金」という文字。

「金」という字をみて何が真っ先に思い浮かびますか?

あの方でしょうか。
金爆でしょうか。
セブンイレブンのセブンプレミアムゴールドシリーズでしょうか。

ちなみに“金のワッフルコーン”「ミルクバニラ」が私は好きです。
セブンの最上級ブランドとして展開しているセブンプレミアムゴールド。
美味しくないですか?

ちなみに、8月10日に“金のワッフルコーン”の抹茶も出るみたいです。
京都府産の一番茶を100%使用の宇治抹茶のアイス。
新フレーバーが楽しみです♪

話は戻りまして「金」。
私は真っ先に「金」最高値が思い浮かびます。
このまま最高値更新するのでしょうか。

因みに1年前は1グラム5,000円程度で取引されていた金。
今は6,500円くらいです。1年で30%取引価格が上昇しています。
友人との話題で金投資が出てくるくらいです。

私は楽天のポイントで金の投資信託を買っております。
実際に買うと、勉強になります。

株式・債券・預金・生命保険・不動産・投資信託・
不動産投信・NISA・積立NISA・職場積立NISA・
確定拠出・iDeCo・FX・商品先物・暗号通貨・海外投資

世の中にはありとあらゆる投資がありますが、
皆さんは何にどうやって投資されていますか?

「こうやれば儲かる」と言った正解があれば良いですが、
残念ながら正解が無い世界です。
「分散」「長期」「積立」、一般的に広く言われていることですが、
個人的にとても重要なポイントだと考えております。

投資関係情報は比較的好きな分野でして、定期的に本も読んでおりますが、
ここで1つおすすめの本をご紹介します。
ジェレミーシーゲル著「株式投資」という本です。

世界的に著名な投資家のウォーレン・バフェット氏に「凄い」と言わせた本です。
この本では資本主義経済において資本家が過去にどの程度の収益を
上げてきたのか、約200年間のデータを徹底的に調査した上で、論理的に
考察された本になります。
ちょっと小難しい内容にはなりますが、比較的平易な文章で、経済の歴史や
理論などを学ぶことができる本だと思います。

さて、この本の中で過去200年の間に最も報われた投資とはいったい
何だったのでしょうか。

もし1802年に米国株に1ドル投資していたら・・・
もし1802年に債券(長期債)に1ドル投資していたら・・・
もし1802年に金に1ドル投資していたら・・・
今はいくらになっていると思いますか?

シーゲル氏の調査結果によりますと、

答えはタイトルにある「金」

ではなく、「株式」でした!

「米国株150万ドル、債権(長期債)2,000ドル、金3.4ドルになっており
株式が最も報われた」という調査結果。
長期的にみて株式投資が一番だったらしいです。

平均年利(複利)で8.1%という米国株式のリターン。約200年で150“万”倍に
膨れ上がるという数字も凄いですが、
一方で対照的に金の3.4という数字もまた凄いなと思います。
200年かかって、3.4です。

ちょっと難しくなりますが、この200年の間に物価が上昇しています。
金も上昇しておりますが、同じように物価も上昇しているという状況です。
そこらへんを加味すると金は平均0.6%(実質利回)という状況との
ことでした。
長期的に見れば、金はあまり増えていないということです。
むしろ、価値の保存に特化していると考えた方が良さそうです。

ちなみに現金のまま1ドルを持ち続けていたとしたら・・・
古銭としての価値はあるのでしょうか!?

そんな長期的に増えていない金の価格が、最近上昇しているという話です。

一般的には、金は銀行預金のように金利が付きません。
株式のような配当もありません。
保有しているだけではリターンもキャッシュフローも生まない資産です。
ですが、直近20年で見ると平均で年利10%程度のペースで増えています。

なぜ「金」を買うのでしょうか。
背景には、消去法的に金が買われているという見方があるようです。
近年株式市場の成長率が鈍化しているから仕方なく金を買っているという
見方です。
実際に米国株式の成長率が下がってきており、シーゲル氏が言う200年間の
平均リターンよりも下がってきています。
しかも、現在の米国株は、一部のハイテク企業だけが市場を牽引しており
すでに資金が集中している形です。
コロナの影響もあり株式のリターンが下がり、「金」に集中しているという
見方です。

一方では消去法で金を選択するのではなく、積極的に金を取り入れた方が
良いという情報もあります。
先日ニュースの記事の中にワールド・ゴールド・カウンシルが公表した
「戦略的資産としての金の重要性」というレポートが紹介されていました。
調べて読んでみると、保有資産のうち一部を金で保有することで
ポートフォリオ全体のパフォーマンスが上がるという内容でした。
パフォーマンスが上がる理由をざっくり言うと、金には贅沢品と投資商品という
二面性があるから、ということのようです。
基本的には景気動向や株価に対し、金は相関関係は低いと考えられています。
株が上がる時は金は下がるり、株が下がる時は金は上がるという逆相関関係です。
しかし、レポートの中に株価の大幅上昇局面では、贅沢品と投資商品という
二面性に支えられ株価と金の相関性が高まることもある、とのことでデータが
示されていました。

つまり、景気が悪い時には資産の避難先として金を買い、金の価格は上昇する。
一方で、景気がいい時は金の価格は下落は穏やか。
景気が良いのであれば、贅沢品という一面がある金の需要も高まり
買われることもあり、あまり下がることが無い、ということです。
「上がる時は上がる、下がる時にあまり下がらない」というレポート

ちなみに、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)とは、イギリスの金産業の
市場開発組織です。ウィキペディアには金の需要を刺激して維持することを
目的とした会社と記載されていました。
様々な情報の受け取り方がありますが、私はこのレポートを読んで良かったと
感じました。

一般的に資産運用は、株式と債券がメインの投資対象と考えられてきましたが
ここに「金」が入り、コロナの影響で生活様式が変わるように資産運用の様式も
変わっていくのでしょうか。

気になれば弊社のファイナンシャルプランナーにお気軽にご相談下さい。

最後に、
世界で一番「金」を持っている国はアメリカで約8,000トンを保有している
らしいです。
ちなみに日本は約730トン。

730トンの「金」はいったいどこにあるのでしょうか。
日銀は「大半は米ニューヨーク連邦準備銀行にある」と回答しているようです。

1グラム6,500円で計算すると・・・
一度で良いので何百トンという「金塊」を見てみたいものです。

 

筆者 山口

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